KEIZANGAMA

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INTERVIEW

sagama

渓山窯というと蕎麦猪口というくらい有名ですね。

1984年ごろより和食器、古伊万里ブームがあり、東京の商社からの依頼で蕎麦猪口を多く作りました。
「いくつもの窯元をめぐって蕎麦猪口を仕入れるのが大変」という言葉からヒントを得、「だったらうちでたくさんの蕎麦猪口をつくればいい」と企画開発に取り組みました。
これまでに形状だけで10種類、1000種類を超える蕎麦猪口が誕生しました。
当時は染付の蕎麦猪口が主流でしたが、上絵付けのそば猪口も作ることで窯を打ち出すことができました。現在では常時120種類ほどのそば猪口を作っています。

立派な桐箱に入ったそば猪口ですね

「PREMIUM CHOCO」というシリーズになります。
そば猪口の居場所を作りたいという想いから引き出し式の木箱を用意しました。
現代のサイズより大振りの江戸時代の蕎麦猪口のサイズを再現し、厳選した陶土とろくろで手作りし、伝統的な絵柄で文様を描き込んでいるのが特徴です。
こちらには蕎麦猪口とお揃いの小皿がついていて、使い手の想像力でさまざまな用途にお使いいただけます。

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有田焼というと手きの絵付けですね

創業以来、今もひとつひとつ職人が丁寧に描いた手描きの絵付けが特徴です。
絵付けの模様の意味を知ることでもっと、蕎麦猪口との生活が楽しく豊かになることをお伝えするために、手描きの絵をプリントしたカードをお渡ししています。

コレクションしたくなるような可愛らしいカードですね

イラストは実際に絵付けをしている職人さんに描いてもらったものです。お客様にもとても好評です。

工芸品の印象の強い有田焼ですが、肩の凝らない普段使いの提案が印象的ですが、どのようなことを大切にしているのですか?

料理が主役の器づくりを心がけているので、優しい絵付に仕上げています。
作り手であり使い手でもある私たちは、日常のくらしが心地よく、豊かに感じてもらうことを喜びとしています。

COLLECTION

PROFILE

渓山窯
1957年 創業
1964年 有田町南原に工房移転
1984年 (有)篠原渓山設立
1996年 有田町幸平に直営店「うつわ処けいざん」開業
2009年 有田町大樽に工房を移転
2013年 篠原祐美子が社長に就任
2019年 新ブランドmg&gk(もぐとごく)の開発

 ACCESS

Name 有限会社篠原渓山
President 篠原 祐美子
Head Office 〒844-0004
佐賀県西松浦郡有田町大樽2丁目3番12号
Tel 0955-42-2947
Fax 0955-42-6390

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