HARU GAMA

Movie

Interview

SAGAMA 春窯

——春窯さんの作品は、唐津焼の土色と自然のモチーフがとても温かみのある作品のように感じます。どんなことを心がけて作陶していらっしゃいますか?

唐津焼は砂目とよばれる粗くざっくりとした土味と渋い色調で素朴さ、あたたかさ、力強さという魅力をあらわしています。

春窯はそんな伝統を活かしつつ新しい色合いも取り入れながらお料理を引き立てるうつわ作りを目指し日々作陶しています。

——陶芸家になった経緯を教えてください

大学で陶芸の授業を受けたことがきっかけです。

自分で作った陶器を使って食事をするということに感動を覚え、もっと上手になってたくさんのかたが喜ぶうつわを作りたいという気持ちになりました。

——唐津城にも程近い川のほとりで制作していらっしゃいます、開窯のきっかけを教えてください

萩焼と有田焼というまったく正反対のやきものを体験したことで、この両方を活かしたオリジナルの窯を作りたいと考えました。

手作りでありながら様々な装飾技法があり、さらに「用の美」(料理を盛って完成するやきもの)とよばれる唐津焼は、私たちにとって最高の環境と無限の可能性を感じました。

SAGAMA 春窯

——現在はどのような形で作品を紹介していらっしゃるのですか

全国の百貨店や陶器のイベントなどで展示販売を行っています。

地域によって好みが違うことや、お客様との会話からひらめく形状や柄の描き方など、足を運ぶことで得る気づきを大切にしています。

——自然の草花をモチーフにされていますが、インスピレーションの源を教えてください

唐津焼のあたたかみを活かすことができる釉裏紅という技法を新たに取り入れたことで、赤い花や実をモチーフにした植物が増え、デザインの幅を広げることができました。

釉裏紅とは、銅系の彩料で焼成により淡い紅色を発色させる技法です。

——春窯の他の窯元との違いはなんでしょうか

唐津焼の伝統の技法を受け継ぎながら、萩焼や有田焼で学んだ経験を活かし、手作り手描きの温かさに実用性や耐久性を兼ね備えたうつわを制作しています。

使い勝手のいい器、持ちやすい形状、料理が映えるデザインなど、食を楽しく豊かにするためのうつわ作りに励んでいます。

SAGAMA 春窯

Collection

絵唐津 マグカップ(葦)

絵唐津 マグカップ(葦) 400年の歴史を持つ唐津焼の代表的な技法に絵唐津があります。 鬼板とよばれる鉄釉で草 [...]

絵唐津 マグカップ(萩)

絵唐津 マグカップ(萩) 400年の歴史を持つ唐津焼の代表的な技法に絵唐津があります。 鬼板とよばれる鉄釉で草 [...]

絵唐津 八寸皿(萩)

絵唐津 八寸皿(萩) 400年の歴史を持つ唐津焼の代表的な技法に絵唐津があります。 鬼板とよばれる鉄釉で草、木 [...]

Profile

岸田 匡啓
1983年 静岡県富士市生まれ
2006年 慶応義塾大学 文学部 美学美術史学専攻卒
2007年 唐津にて修行を開始
2009年 川上清美氏のもとで修業
2012年 唐津市浜玉町鳥巣にて独立
以後全国のギャラリー、百貨店における個展を中心に活動

Philosophy

Mission

土の温かみに磁器の繊細さを取り入れた
手作りのうつわを通して、優しさを伝えたい

Vision

すべての世代において安心と満足を与えられる

うつわづくりを目指します

Value

お客様の声を直に聞き、

不安や悩みを解決するうつわづくり

お客様の食卓が心地よい空間になるうつわづくり

Company info

Name 春窯
Head Office 〒847-0033
佐賀県唐津市久里1134-1
Tel 0955-58-8239
HP https://www.harugama.com
SAGAMA

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