HOUJUGAMA

HOUJU-GAMA

INTERVIEW

sagama

現在はどのような形で作品を紹介していらっしゃるのですか?

宝寿窯は切り立った巨大な岩石が特徴の美しい黒髪山と池を望む山あいにあります
子供の頃は池で遊んだりもしました、この豊かな自然の中で土とじっくり対峙しながらものづくりを行なっています。

元々陶芸家を目指していらっしゃったのでしょうか

グラフィックデザインの仕事をするつもりでしたが、工房が火事になり、思いがけない形で陶芸の道に入りました。父の代は美術品を扱っていましたが、器をやってみたいと思い宝寿窯内に器部門を立ち上げ、独学で器作りを始めました。

武雄焼の特徴はどんなところでしょうか

唐津、有田、伊万里、どれとも違い、決まりもなく自由なところが特徴。窯元ごとに多種多様なところです。

山本さんの作品は一目見たら忘れられないような特徴のある器たちですが、どのようなお考えで作陶していらっしゃいますか

常にオリジナリティを大切に制作し、唯一無二なものづくり目指しています。

40年間ものづくりを行なっているので、常に以前作ったものや眼にした物の残像はありますが、振り切ってどこかで見たようなものなら作らないという決断をしています。

sagama

山本さんらしさはどのようなところからインスピレーションを得ているのでしょうか

最近では自然が創り出す天然の模様に注目して、人が意図的に作り出せないデザインに心惹かれます。
普通の陶芸では行わない方法で作陶することも多いです。例えばパピルスのシリーズは紙の代わりとしてアルミホイルのシワで型をとり、流木のシリーズは海で流木を拾って木目を石膏で写とり型にしています。

マグマのシリーズはエネルギッシュで迫力のある器ですね

マグマのシリーズは火山から吹き出し、流れながらも冷えて固まっていくマグマをイメージして製作しました。地球の息吹を感じてもらえれば幸いですね。

赤い釉薬が本当のマグマを連想させます。作陶の方法もやはり特徴があるのでしょうか

土の玉を丸く作り、トーチで表面を焼いて一気に潰して形を作っています。
乾いた土が割れていく姿を見てインスピレーションを得ました。

COLLECTION

PROFILE

山本 文雅
1963年 佐賀県伊万里市生まれ
1980年 佐賀県展入選
1981年 佐賀県立有田工業高等学校 デザイン科卒業
1989年 サージマリジス賞 受賞
1990年 ニューヨークジャパン大賞 受賞
1990年 ニューヨークT&N GALLERY 出品
1990年 ニューヨークGALLERYモリーナ 招待出品
1991年 国際芸術ニューヨーク展国際芸術大賞 受賞
1991年 ART SPEAK賞 受賞
1993年 年数回 毎年各地で個展を始める
2000年 九州山口陶磁展 入選
以降、各イベント、個展等に年数回出展

 ACCESS

Name 宝寿窯
President 山本 文雅
Head Office 〒849-2305
佐賀県武雄市山内町宮野1947
Tel 0954-45-3290
FAX 0954-45-4840

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