1658年頃に建立された陶山神社は、鳥居や狛犬が有田焼で作られています。国の登録有形文化財に指定されている鳥居は、白磁にブルーの唐草紋様が施されています。
有田焼は1616年、朝鮮半島から渡来した陶工の李参平が始めました。1917年には陶山神社から10分ほど山の頂きに、有田焼300年の記念として李参平の碑が建立されました。
李参平は、泉山で磁器の原料である良質な陶石を見つけ、有田焼の400年の歴史を作りました。磁石場には人力で採掘していたツルハシの跡が見られます。
有田駅から車で5分。約20,000坪の広々した敷地に陶磁器の専門店が軒を連ねる、有田焼ショッピングリゾートです。
2018年4月にオープンした「arita huis(アリタハウス)」は、11室の客 室の宿泊施設です。短期で訪れる国内外の観光客、海外のクリエイターらが長期滞在するレジデンス機能を備えています。またレストランも併設されいます。
江戸時代の磁器生産の中心地であった「内山」は、現在も江戸時代から昭和初期の和風・洋風の建造物が存在し往時を偲ぶことができ、伝統的建造物群保存地区となっています。
初代唐津藩主・寺沢志摩守広高により慶長13年築城しました。三方を海と川に囲まれた満島山とよばれる陸続きの島にあり、城内は石垣をめぐらし、濠が掘られていたそうです。 明治4年廃城となり、舞鶴公園となりました。現在の城は昭和41年に文化観光施設として整備され、鶴が翼を広げた形に似ていることから舞鶴城とも言われています。
唐津湾沿いに、まるで虹のアーチのような松林は、唐津初代藩主寺沢志摩守広高が、防風・防潮林として植林したのが始まり。全長約4.5km、幅約500mにわたって続く松は、約100万本と言われています。今では、三保の松原、気比の松原とともに日本三大松原の一つに数えられ、国の特別 名勝に指定されています。
見帰りの滝は、唐津市相知町にある日本の滝百選に選ばれています。周辺は見帰りの滝公園となっており、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉と四季折々の風景を楽しめます。特に6~7月のアジサイは、ブルー、ピンク、紫など50種約40,000株が咲き誇り、滝とのコラボレーションが見事です。
鏡山の標高284mの頂上からは、虹の松原や唐津湾、遠くには壱岐の島影も見ることができ絶景です。山頂までの曲がりくねった5キロの道のりは、自然を楽しめる人気のドライブコースです。鏡山は万葉集にも詠まれており、いにしえから人々を魅了しています。
黒髪山の頂上にある天童岩に登ると、眺望が素晴らしく、遠く雲仙まで望むことができます。古来、山伏たちが修行した霊山であったため仏像やお寺が残っており、人に荒らされることなく天然記念物のカネコシダなど珍しい植物が繁茂しています。周辺は県立自然公園。竜門ダムと有田ダムの2つダムがあり、九州自然歩道が横断しています。また夫婦岩があり、全国各地の夫婦岩と連携して夫婦岩サミットも開催されています。
樹齢3,000年以上といわれている武雄神社の御神木。武雄の大楠は、武雄神社本殿から続く竹林の奥に在り、時空を越えた大楠の姿には、思わず息をのんでしまうほどの存在感があり、見る人にパワーを与えてくれます。樹根には天神様が祭られています。
朱塗りの楼門は、東京駅を設計した佐賀県唐津市出身の辰野金吾氏によるもので、大正4年に武雄温泉の入口門として建築されました。武雄温泉の泉質はアルカリ性単純温泉、色は無色透明で疲労回復に効果。佐賀藩の殿様、宮本武蔵、シーボルトなど多くの歴史的有名人も入ったそうです。現在楼門の奥には大衆浴場があり、ノスタルジックな雰囲気が味わえます。
武雄市武内町黒牟田地区にある竹古場キルンの森公園は、武雄のやきもの発祥の地です。
その公園内に飛龍窯はあります。昭和20年代はじめまで使われていた登り窯を参考に建設され、全長23m、一度に12万個の湯飲みを焼成することができる巨大な登り窯です。